今回ご紹介するのは、2009年マンガ大賞受賞作である、末次由紀による「ちはやふる」である。
マンガとしては異色作で、題材にとっているのはなんと「競技かるた」だ。小学校生時代、
高校生時代と、場面・場面の時を変えながら、若い男女の三人の「競技かるた」を通した成長を描く本作品。
主人公である「千早」「新」「太一」という、一人の女性と二人の男性の、三人の交流と、
彼らの友人たちとの交流を、みずみずしく描いた佳作だ。
「かるた」、というと文化的な側面が思い浮かぶかもしれないが、
本マンガ作品はあくまでスポーツとしての「競技エロフラッシュwikiかるた」に光を当てて描写しているのが特徴的。
「千早」は入学した高校に新たにかるた部を設立し、練習を繰り返して、
公式戦に挑むというように、いわゆる「スポーツ根性(スポ根)」の要素がかなりにじみ出ているように感じる。
主人公たちやその友達、対戦相手などの人間的なふるまいや成長を丁寧に描きこんできることが理解できる。
勝負に「勝ちたい」といった意気込みや「敗北」の感情表現など、末次の表現力の多彩さに、
このマンガの評価の高さが裏付けられているようだ。
そんな本作は2011年秋からテレビアニメもスタートしているので、
本作の映像化に興味のある方は、要チェックだ。
